東京下町めぐり:樋口一葉ゆかりの地を訪れる

鷲神社(東京・台東区) 東京下町めぐり
鷲神社(東京・台東区)

東京下町めぐり は、東京の下町観光のおすすめを紹介するシリーズです。 毎回テーマを選び、ガイドなしでも気軽に楽しめるツアーの一例を提案します。

あなたが東京を観光で訪れる場合、東京下町めぐりをぜひお読みください。 あなたの東京観光のお役にたつでしょう。

今回のテーマは 鷲神社(おおとり じんじゃ)と 三島神社(みしま じんじゃ)です。この 2 つの神社の共通点は、樋口一葉(ひぐち いちよう)の「たけくらべ」で取り上げられていることです。

鷲神社は、台東区 千束にある神社です。この神社は、毎年 11 月に近所の 長國寺(ちょうこくじ)と合同で「浅草酉の市(あさくさ とりのいち)」を開催します。「浅草酉の市」は、日本で最大規模の酉の市です。

三島神社は、台東区 下谷にある神社です。この神社は、「落ちない」ご神徳(ご利益)で有名です。境内には、「雷井戸(かみなり いど)」があります。この井戸は、雷を封じ込めたという伝説があります。

今回のブログ記事では、鷲神社と三島神社の見どころとアクセス方法を取り上げています。あなたが東京下町めぐりをする際の参考にしてください。

なお、この記事は英語版もあります。詳細については、つぎの記事を参照してください。

ツアーの概要

今回の東京下町めぐりでは、東京都の台東区にある鷲神社と三島神社を取り上げます。この 2 つの神社の共通点は、明治時代の作家である樋口一葉の「たけくらべ」で取り上げられていることです。

樋口一葉は鷲神社の近所に住んでいたため、この神社の周辺には樋口一葉のゆかりの場所が数多くあります。そのため、今回の東京下町めぐりは「樋口一葉ゆかりの地を訪れる」の簡略版ともいえます。

こんな人におすすめ

あなたが以下のいずれかに該当する場合、今回の東京下町めぐりはおすすめです。

  • 浅草地区で浅草寺以外の場所にも行ってみたい
  • 浅草名所七福神めぐりや下町八福神めぐりをしたい
  • 樋口一葉が好き
  • 花手水(はなちょうず)の写真を撮りたい
  • その他

時間の目安

  • 時間の目安:約 40 分

集合場所と解散場所

  • 集合場所:つくばエクスプレス線の浅草駅
  • 解散場所:日比谷線の入谷駅

訪問場所の一覧

  1. つくばエクスプレス線の浅草駅(A1 出口)
  2. 浅草国際通り
  3. 鷲神社
  4. 長國寺
  5. 竜泉交差点
    • 樋口一葉の旧居跡の碑
  6. 昭和通り
  7. 三島神社
  8. 日比谷線の入谷駅(4 番出口)

公衆トイレの場所

  • つくばエクスプレス線の浅草駅
  • 日比谷線の入谷駅
  • 鷲神社
  • 金杉公園(三島神社の近所)
  • その他

ツアーの詳細

基礎知識

鷲神社について

鷲神社(東京・台東区)
鷲神社(東京・台東区)

鷲神社(おおとり じんじゃ)は、台東区 千束にある神社です。

鷲神社の主祭神(中心となる神さま)は、紡績と機織の神さまである、天日鷲神(あめ の ひわし の かみ)です。この神さまのご神徳(ご利益)は、繊維業守護、商売繁盛、その他です。

鷲神社は、毎年 11 月に近所の長國寺(ちょうこくじ)と合同で「浅草酉の市(あさくさ とりのいち)」を開催します。「浅草酉の市」は、日本で最大規模の酉の市です。

鷲神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

三島神社について

三島神社(東京・台東区)

三島神社(みしま じんじゃ)は、台東区 下谷にある神社です。

三島神社の主祭神は、山と海の神さまである、大山祇神(おおやま つみ の かみ)です。主なご神徳(ご利益)は、林業守護、商売繁盛、病気平癒、その他です。

この神社には、雷にまつわる伝説があります。この地に落ちた雷(雷神)を境内の井戸に封じ込めたというものです。その雷は許してもらう代わりにこの地に二度と落ちないことを約束しました。

その後、「雷が落ちない」が転じて「運勢が落ちない」、「売上が落ちない」、「試験に落ちない」となりました。これが、この神社のご神徳(ご利益)が「落ちない」と言われる理由です。

三島神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

ルートの解説

つくばエクスプレス線の浅草駅(A1 出口)

つくばエクスプレス線 浅草駅の A1 出口(東京・台東区)
つくばエクスプレス線 浅草駅の A1 出口(東京・台東区)

今回の集合場所は、つくばエクスプレス線の浅草駅(A1 出口)です。浅草駅の改札を出て左に進むとこの出口があります。

浅草駅の A1 出口を出たら左に曲がります。すぐ目の前に浅草国際通りがあるので、ここは右に曲がります。

浅草国際通り

浅草国際通り(東京・台東区)
浅草国際通り(東京・台東区)

浅草国際通りを北に向かって歩きます。最初の目的地の鷲神社は、浅草国際通り沿いにあります。つくばエクスプレス線の浅草駅からは徒歩 8 分ほどです。

つくばエクスプレス線の浅草駅(A 出口)
つくばエクスプレス線 浅草駅の A 出口(東京・台東区)
つくばエクスプレス線 浅草駅の A 出口(東京・台東区)

浅草国際通りを 3 分ほど歩くと、つくばエクスプレス線の浅草駅の A 出口があります。この出口は、浅草駅の改札を出て右に曲がったところにあります。

浅草駅の A 出口はエレベーターやエスカレーターがありません。年配の方などは、A1 出口を使うことをおすすめします。A1 出口ならエレベーターやエスカレーターを使うことができます。

鷲神社

鷲神社(東京・台東区)
鷲神社(東京・台東区)

つくばエクスプレス線の浅草駅(A1 出口)から浅草国際通り沿いを 8 分ほど歩くと、鷲神社(おおとり じんじゃ)が右手に見えてきます。

鷲神社は、樋口一葉の「たけくらべ」の第 1 章と第 14 章に出てきます。どちらの章でも浅草酉の市のことが取り上げられています。

樋口一葉文学碑と樋口一葉玉梓乃碑

鷲神社の境内の右側には、樋口一葉に関する、以下の 2 つの石碑があります。

  • 樋口一葉文学碑(ひぐち いちよう ぶんがくひ)
  • 樋口一葉玉梓乃碑(ひぐち いちよう たまづさ の ひ)

樋口一葉文学碑には、「たけくらべ」の第 14 章の浅草酉の市の場面が刻まれています。また、樋口一葉玉梓乃碑には、樋口一葉が作家の半井桃水(なからい とうすい)にあてた手紙が刻まれています。

大熊手
鷲神社の大熊手(東京・台東区)
鷲神社の大熊手(東京・台東区)

鷲神社の入口では大きな熊手があなたを出迎えてくれます。熊手には、幸運や金運をかき集めるという願いが込められています。

鷲神社は、毎年 11 月の酉の日に「浅草酉の市」を開催します。この大熊手はそのときに新しいものに置き換えられます。浅草酉の市の詳細については、つぎのブログ記事を参照してください。

なでおかめ
鷲神社のなでおかめ(東京・台東区)
鷲神社のなでおかめ(東京・台東区)

鷲神社の拝殿では、「なでおかめ」があなたを出迎えてくれます。この顔をなでると、さまざまなご神徳(ご利益)があるといわれています。

「なでおかめ」のご神徳(ご利益)は、なでる場所によって異なります。以下は公式サイトからの抜粋です。

  • おでこ:賢くなる
  • :先見の明が効く
  • :金運がつく
  • 右の頬:恋愛が成就する
  • 左の頬:健康になる
  • :災いを防ぐ
  • :物事が丸く収まる(顎から時計回りになでる)
その他
鷲神社(東京・台東区)
鷲神社(東京・台東区)

鷲神社の社務所には給水機がありました。また、休憩するためのベンチも用意されています。暑い日の参拝には、このような気遣いがとてもりがたいです。

長國寺

長國寺(東京・台東区)
長國寺(東京・台東区)

鷲神社の鳥居を出たら右に曲がります。浅草国際通りをさらに北へ 1 分ほど歩くと 長國寺(ちょうこくじ)に着きます。

引用元:国立国会図書館の「江戸切絵図(今戸箕輪浅草絵図)」

江戸時代、鷲神社は長國寺の一部でした。1868 年(明治元年)、明治政府が神仏分離令を発行したため、鷲神社は長國寺から独立しました。

江戸時代の地図を見ると、長國寺と鷲神社(鷲明神)が同じ場所にあったことがわかります。

竜泉 交差点

竜泉交差点(東京・台東区)
竜泉交差点(東京・台東区)

長国寺を過ぎて、さらに浅草国際通りを北に進むと 竜泉交差点(りゅうせん こうさてん)に着きます。この交差点の目印は、薬局の竜泉薬品と 一葉記念館 の案内板です。

竜泉交差点で浅草国際通りを渡ります。上の写真でいうと左に曲がることになります。

樋口一葉の旧居跡の碑

樋口一葉は、かつて竜泉に住んでいました。竜泉交差点から一葉記念館に向かう途中には、樋口一葉の旧居跡の碑があります。

のぞみ薬局
竜泉交差点(東京・台東区)
竜泉交差点(東京・台東区)

のぞみ薬局は、竜泉 交差点で浅草国際通りを渡ったところにあります。今回はのぞみ薬局の横の通りを進みます。

昭和通りの下谷三丁目 交差点

下谷三丁目歩道橋(東京・台東区)
下谷三丁目歩道橋(東京・台東区)

のぞみ薬局から 5 分ほど歩くと昭和通りの下谷三丁目 交差点に着きます。三島神社は昭和通りの反対側にあります。昭和通りを渡るためには、歩道橋や横断歩道を使います。

下谷(東京・台東区)
下谷(東京・台東区)

下谷三丁目 交差点を渡ったら、民泊の Wind House の左横の通りを進みます。そのまま道なりに 3 分ほど歩くと三島神社に着きます。

三島神社

三島神社(東京・台東区)

三島神社(みしま じんじゃ)は、下谷三丁目 交差点から徒歩 3 分ほどのところにあります。

三島神社は、樋口一葉の「たけくらべ」の第 1 章につぎのとおり出てきます。

三嶋神社(みしまさま)の角をまがりてより是れぞと見ゆる大厦(いへ)もなく

引用元:樋口一葉「たけくらべ」(青空文庫)

「大厦(たいか)」は大きな建物を指します。「三島神社の角を曲がると大きな建物もなく」といった意味でしょうか。江戸時代の地図で確認すると、三島神社の周囲は山林や土手などを表す緑色になっています。

引用元:国立国会図書館の「江戸切絵図(根岸谷中辺絵図)」
雷井戸
三島神社の雷井戸(東京・台東区)
三島神社の雷井戸(東京・台東区)

三島神社の鳥居をくぐると、左手に「雷井戸(かみなり いど)」があります。昔、雷(雷神)がこの地に落ちた際、三島神社の神主が雷をこの井戸に封じ込めて懲らしめたとのことです。

花手水(はなちょうず)
三島神社の花手水(東京・台東区)
三島神社の花手水(東京・台東区)

雷井戸の隣には手水舎(ちょうずや)があります。手水舎とは、参拝する前に手や口を清める施設のことです。手水舎は、「てみずや」と読む場合もあります。

三島神社では、手水舎を季節の花で飾る、花手水(はなちょうず)を楽しむことができます。今回訪れたときは、龍神が白い花で飾られていました。

同じ台東区の神社では、下谷神社(したや じんじゃ)や元三島神社(もと みしま じんじゃ)でも花手水を楽しむことができます。これらの神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

日比谷線の入谷駅

三島神社を参拝した後、入谷三丁目 交差点に戻ります。昭和通りを南に 4 分ほど歩くと日比谷線の入谷駅(4 番出口)に着きます。

これで今回の東京下町めぐりは終了です。お疲れさまでした。

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