面足尊(おもだる の みこと)とその妹の惶根尊(かしこね の みこと)は、神世七代(かみのよ ななよ)の第 6 世代の神さまです。なお、この 2 柱(はしら)の神さまは夫婦であるという説もあります。
神世七代とは、天地開闢(てんち かいびゃく)のときに現れた 7 世代の神さまのことです。天地開闢とは、日本神話における、天と地ができた世界の始まりのことです。
面足尊と惶根尊は、身体と容貌を備えた最初の神さまです。面足尊は「完成した見た目」、惶根尊は「何とも恐れ多い」の意味です。
面足尊と惶根尊は、どちらも見た目がとても美しい神さまです。昔の人びとは、これらの美しい神さまにお参りすれば自分たちも美しくなれると考えました。
神仏習合(しんぶつ しゅうごう)では、面足尊と惶根尊は第六天魔王(だいろくてん まおう)が変化(へんげ)した姿です。
神仏習合は、神道と仏教を融合した考えです。日本に昔からいる神さまは、仏教の仏さまや神さまが変化(へんげ)した姿とされました。
別名
- 淤母陀琉神(おもだる の かみ)
- その他
神格
- 肉体美の神
- 恋愛の神
- 初志貫徹の神
- その他
ご神徳(ご利益)
- 健康長寿
- 病気平癒(特に足腰)
- 交通安全
- 夫婦円満
- その他