藏前神社の桜が一足早く春を告げる 2023

藏前神社(台東区) 見どころ
藏前神社(台東区)

東京下町ガイド の「見どころ」カテゴリーでは、東京の下町エリアにある観光名所を紹介しています。あなたの東京観光におすすめのスポットを毎回 1 か所取り上げます。

今回取り上げるのは、台東区の蔵前(くらまえ)にある 藏前神社(くらまえ じんじゃ)の桜です。

藏前神社の境内には、河津桜(かわづざくら)の大木があります。毎年 3 月頃、この桜の木は濃いピンク色の美しい花を咲かせます。

この桜の木はニュースなどでも取り上げられるため、桜の季節になると、この神社は多くの参拝客で賑わいます。

先日(2023 年 3 月 8 日)、藏前神社の河津桜を見に行ってきました。この記事では、その様子を紹介します。

あなたが東京下町めぐりや浅草観光をする際の参考にしてください。

藏前神社について

藏前神社(くらまえ じんじゃ)は、台東区の蔵前(くらまえ)にある神社です。

現在の敷地はそれほど広くありませんが、1693 年(元禄 6 年)の創建時には 2,271 坪 6 合(約 7,504 平方メートル)もありました。

藏前神社の広い境内では、力自慢たちがその力量を競い合ったり、大相撲の巡業が行なわれたりしました。そのため、この神社は「大相撲の聖地」ともいわれています。

それ以外にも、古典落語「元犬(もといぬ)」において、主人公である犬が百度参り(ひゃくどまいり)をしたのがこの神社です。百度参りとは、1 つの神社や寺院を百回お参りすることです。

藏前神社の詳細については、次の記事を参照してください。

所感

今回、藏前神社を訪れようを思ったのは、ネットの記事やニュースでこの神社の河津桜が取り上げられているのを目にしたからです。

3 月に入ると、ほぼ毎日のように藏前神社のニュースが私のスマートフォンのタイムラインに流れていました。それを読んですっかり行く気になってしまったのです。

実際に現地に行ってみて驚きました。平日だというのに藏前神社の境内に入り切らないほど参拝客がいたのです。参拝待ちの行列が神社の前の公道にまではみ出していましたし。

藏前神社の河津桜は見事の一言でした。境内にはミモザが河津桜と競うように黄色い花を咲かせていました。

河津桜のピンク、ミモザの黄色、本殿の屋根の緑、そして青空。とてもきれいな色の組み合わせは心が和みます。

残念だったことは、人が多すぎて自分のペースで写真を撮影できなかったのが残念です。

藏前神社の境内には「元犬(もといぬ)の像」や「力持(ちからもち)の碑」などがあります。しかし、人が多すぎてそれらもゆっくり見ることができませんでした。

上の写真は、桜の季節が終わった後の藏前神社の境内です。人影もまばらでとてもゆったりできます。また、境内では猫が昼寝をしていたりと、桜の季節の喧騒が嘘のようです。

今回知ったのですが、藏前神社は 姫大神(ひめ の おおかみ)と 塩土翁命(しおつちのおきな の みこと)を祀っています。

どちらも導きの神さまとして知られています。藏前神社を参拝することで、人生を正しい方向に導いてもらえるような気がします。

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