下町散歩:浅草神社と 2 つの兼務社を参拝する(東京・台東区)

浅草神社(東京・台東区) 訪れる
浅草神社(東京・台東区)

今回の下町散歩では、浅草神社(あさくさ じんじゃ)、浅草富士浅間神社(あさくさ ふじ せんげん じんじゃ)、そして、被官稲荷神社(ひかん いなり じんじゃ)を参拝しました。

3 つの神社を参拝した後、東京スカイツリーまで歩く予定でした。しかし、この日はとても気温が高かったため諦めました。

この記事では、今回歩いたコースを紹介します。あなたが浅草を散策する際の参考にしてください。

兼務社(けんむしゃ)について

兼務社(けんむしゃ)は、専属の神職がいない神社のことです。そして、その神社の社務(神社の仕事)は、他の神社の神職が行います。

浅草富士浅間神社と被官稲荷神社は、浅草神社の兼務社です。これら 2 つの神社に専属の神職はいません。例大祭などの特別な日は、浅草神社の神職が出張してきます。

通常、浅草富士浅間神社と被官稲荷神社の社務所には人がいません。これら 2 つの神社のご朱印やお守りをいただく場合、浅草神社の社務所で対応してもらいます。

今回歩いたルート

今回歩いたルートは、つぎのとおりです。

  1. 北めぐりん(浅草まわり)の 浅草警察署前 停留所
  2. 浅草富士浅間神社(あさくさ ふじ せんげん じんじゃ)
  3. 浅草寺(せんそうじ)のゲゲゲの鬼太郎像
  4. 浅草神社(あさくさ じんじゃ)
  5. 被官稲荷神社(ひかん いなり じんじゃ)
  6. 浅草寺の二天門(にてんもん)

浅草富士浅間神社を最初に訪れた理由は 2 つあります。

1 つめの理由は、この神社だけ場所が離れているためです。被官稲荷神社は、浅草神社の境内にあります。それに対して、浅草富士浅間神社は、浅草神社から徒歩 6 分くらいの場所にあります。

2 つめの理由は、浅草富士浅間神社のすぐ近くに「めぐりんバス」の停留所があるためです。個人的にめぐりんバスは大好きな交通手段なので、今回も利用したいと考えました。

また、浅草神社の前に浅草寺に寄る理由ですが、浅草神社と浅草寺は同じ敷地内にあるためです。浅草寺を通らないと浅草神社に行くことができません。

今回のルートの解説

北めぐりん(浅草まわり)の 浅草警察署前 停留所

北めぐりん(浅草まわり)の浅草警察署前 停留所(東京・台東区)
北めぐりん(浅草まわり)の浅草警察署前 停留所(東京・台東区)

北めぐりん(浅草まわり)は、台東区のコミュニティ バスの「めぐりんバス」のルートの 1 つです。

北めぐりん(浅草まわり)は、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の浅草駅を出発して、三ノ輪駅や台東病院を経由して浅草駅に戻ってきます。

北めぐりん(浅草まわり)の浅草警察署前 停留所(停留所の番号:20 番)は、浅草富士浅間神社から徒歩 1 分くらいのところにあります。

今回は三ノ輪駅 停留所(停留所の番号:14 番)でこのバスに乗りました。三ノ輪駅 停留所から浅草警察署前 停留所までは 15 分くらいでした。

めぐりんバスの詳細については、つぎの記事を参照してください。

浅草富士浅間神社

浅草富士浅間神社(東京・台東区)
浅草富士浅間神社(東京・台東区)

北めぐりん(浅草まわり)を浅草警察署前 停留所で降りたら、北めぐりん(浅草まわり)の進行方向に歩きます。1 つ目の交差点を渡ると、浅草富士浅間神社があります。

浅草富士浅間神社は、富士信仰(ふじ しんこう)に基づく神社です。富士信仰は、富士山を信仰する宗教です。富士信仰は、江戸時代にとても人気がありました。

富士山を信仰する人たちにとって、富士山を参拝することはとても深い意味を持ちます。しかし、江戸時代は交通事情が悪かったため、富士山を訪れることはとても大変でした。

そこで、人びとは、富士山の代わりに富士信仰に基づく神社を参拝しました。浅草神社によると、浅草富士浅間神社は、江戸を代表する富士信仰の聖地だったとのことです。

浅草富士浅間神社では、富士山を象徴する神さまの木花開耶姫命(このはな さくやひめ の みこと)を祀っています。この神さまの主なご神徳(ご利益)は、火難除け、安産、子授け、その他です。

正月や例大祭の日を除き、浅草富士浅間神社の社務所は無人です。この神社のご朱印やお守りをいただく場合、浅草神社の社務所に行く必要があります。

浅草富士浅間神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

浅草寺のゲゲゲの鬼太郎像

浅草寺のゲゲゲの鬼太郎像(東京・台東区)
浅草寺のゲゲゲの鬼太郎像(東京・台東区)

浅草富士浅間神社から浅草寺に行くためには、富士通り(浅草警察署と富士小学校の間の通り)を進みます。浅草富士浅間神社から 5 分ほど歩くと浅草寺の裏口(?)に着きます(浅草寺病院の看板が目印です)。

浅草寺を裏口から入ると左手に植え込みがあります。その植え込みの中にゲゲゲの鬼太郎の登場人物やウルトラマンの石像があります。

浅草寺にこのような石像がある理由は不明です。インターネットで検索しても、具体的な由来を知ることができませんでした。

浅草寺の子泣きじじい像(東京・台東区)
浅草寺の子泣きじじい像(東京・台東区)

浅草寺の詳細については、つぎの記事を参照してください。

浅草神社

浅草神社(東京・台東区)
浅草神社(東京・台東区)

ゲゲゲの鬼太郎像を通り、そのまま進むと左手に浅草神社があります(浅草神社は、浅草寺と同じ敷地にあります)。

浅草神社は、郷土神の三社権現(さんじゃ ごんげん)を祀る神社です。そのため、浅草神社のことを「三社さま」と呼ぶこともあります。

三社権現は、浅草神社の創建のきっかけとなった、つぎの 3 人を神格化したものです。

  • 檜前浜成(ひのくま はまなり)
  • 檜前武成(ひのくま たけなり)
  • 土師真中知(はじ まなかち)

三社権現の具体的なご神徳(ご利益)は不明です。浅草神社の公式サイトにも言及はありません。また、インターネットで検索しても明確な回答を得ることはできませんでした。

浅草神社では、三社権現の他にも神さまを祀っています。その神さまと主なご神徳(ご利益)は、つぎのとおりです。

  • 東照宮(とうしょうぐう):仕事運上昇、商売繁盛、家内安全、心願成就(神仏に強く願えば何でも叶う)
  • 大国主命(おおくにぬし の みこと):商売繁盛、病気平癒、夫婦和合
  • 恵比寿天(えびすてん):大漁追福、商売繁盛、家内安全

浅草神社のご神徳(ご利益)は、これらの神さまのご神徳(ご利益)を指すことが多いようです。

浅草神社の社殿は、江戸幕府の第 3 代将軍である、徳川家光(とくがわ いえみつ)が 1649 年(慶安 2 年)に寄進したものです。370 年以上も前の建物がそのまま残っていることに感銘を受けます。

浅草神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

被官稲荷神社

被官稲荷神社(東京・台東区)
被官稲荷神社(東京・台東区)

浅草神社の本殿の右隣に社務所があります。その社務所の先に被官稲荷神社があります。

被官稲荷神社は、倉稲魂命(うかの みたまの みこと)を祀る神社です。この神さまは「稲荷神(いなりしん)」や「お稲荷さん」の名前でも有名です。

倉稲魂命は、穀物と農業の神さまです。主なご神徳(ご利益)は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、芸事上達、その他です。

昔から浅草は大衆芸能や歌舞伎で知られています。倉稲魂命のご神徳(ご利益)の 1 つに「芸事上達」があります。そのため、被官稲荷神社は芸人や歌舞伎役者に人気です。

たくさんの狛狐(こまきつね)が被官稲荷神社を守っています。それらの多くは歌舞伎役者が奉納したものです。これを見るだけでも、歌舞伎役者がこの神社を信仰してきたことが伺えます。

被官稲荷神社の鳥居(東京・台東区)
被官稲荷神社の鳥居(東京・台東区)

個人的に気に入っているのが、鳥居の扁額(へんがく)の狐です。扁額は、神社の名前が書いてある額のことです。

被官稲荷神社には 3 つの鳥居があります。扁額に狐がいるのは、社殿に一番近い鳥居です。もう 1 つの鳥居がすぐ手前にあるため、この扁額の狐は見づらいかも知れません。

原則、被官稲荷神社の社務所は無人です。この神社のご朱印やお守りをいただく場合、浅草神社の社務所に行く必要があります。

被官稲荷神社の詳細については、つぎの記事を参照してください。

浅草寺の二天門

浅草寺の二天門(東京・台東区)
浅草寺の二天門(東京・台東区)

浅草神社の鳥居を出て左を向くと、目の前に二天門があります。浅草寺によると、現在の二天門は 1649 年(慶安 2 年)に建てられたとこのことです。

二天門の名前の由来となった二天とは、仏教の守護神である持国天(じこくてん)と増長天(ぞうじょうてん)のことです。

仏教の考えでは、世界の中心に須弥山(しゅみせん)という巨大な山があります。須弥山には、帝釈天(たいしゃくてん)を始めとした、仏教の神さまたちが住んでいます。

持国天と増長天はどちらも帝釈天の配下です。そして、持国天は須弥山の東を守り、増長天は須弥山の南を守っています。

この二天門を通り抜けて最初の横断歩道を渡った所に北めぐりん(浅草まわり)の二天門 停留所(停留所の番号:23 番)があります。今回は、この停留所でめぐりんバスに乗って三ノ輪駅まで戻りました。

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