イベント:浅草寺の亡者送り 2023

浅草寺の亡者送り(東京・台東区) イベント
浅草寺の亡者送り(東京・台東区)

東京下町ガイド の「イベント」カテゴリでは、東京下町の期間限定のイベントを紹介しています。あなたの東京観光におすすめのイベントを毎回 1 つ取り上げます。

今回取り上げるのは、浅草寺(せんそうじ)の新年の行事の 1 つである 亡者送り(もうじゃ おくり)です。

浅草寺では、毎年 1 月に「温座秘法陀羅尼会(おんざ ひほう だらにえ)」と呼ばれる儀式を行っています。この儀式は、世界や日本の平和を祈るためのもので、7 日間に渡って行われます。そして、亡者送りは、その儀式の最後の祈祷です。

先日(1 月 18 日)、浅草寺の亡者送りを見学してきました。今回のブログ記事では、その様子を紹介します。あなたが東京下町めぐりや浅草観光をする際の参考にしてください。

なお、この記事は英語版もあります。詳細については、つぎの記事を参照してください。

温座秘法陀羅尼会と亡者送りについて

浅草寺の亡者送り(東京・台東区)
浅草寺の亡者送り(東京・台東区)

温座秘法陀羅尼会(おんざ ひほう だらにえ)は、浅草寺が毎年 1 月に行っている法要です。この法要の目的は、世界や日本の平和を祈願することです。温座秘法陀羅尼会は、江戸時代中期(18 世紀)から続く行事とのことです。

温座秘法陀羅尼会は、毎年 1 月 12 日から 18 日の 7 日間に渡って行われます。この法要では、浅草寺のすべての僧侶が交代で合計 168 回の祈祷を行います。最後の祈祷を除き、温座秘法陀羅尼会は非公開の行事です。

亡者送り は、温座秘法陀羅尼会の最後(168 番目)の祈祷です。亡者送りでは、曠野神供(こうや じんく)が行われます。曠野とは荒れた土地のこと、神供とは食べ物などをお供えすることです。

亡者送りの目的は、施餓鬼供養(せがき くよう)です。曠野(荒れた土地)に住む魑魅魍魎(ちみ もうりょう)や餓鬼(がき)に食べ物などを施しを行うことで供養します。

亡者送りの開始時間は、午後 5 時ごろです。祈祷を行う道場の場所は、観音堂の本尊の祈祷申し込み所の後ろです。そのため、儀式自体は見学しやすいとはいえません。

亡者送りの祈祷は、午後 5 時 45 分ごろに終わります。その後、錫杖師(しゃくじょうし)と神供師(じんくし)と呼ばれる鬼の格好をした 2 人の僧侶が登場します。亡者送りの名前もこの鬼の姿に由来します。

2 人の鬼は、松明(たいまつ)と儀式の供物を持って浅草寺の境内を周ります。鬼たちは、最後に浅草寺の本堂の裏にある 銭塚地蔵堂(ぜにづか じぞうどう)に松明と供物を埋めます。これで 7 日間の儀式は終了します。

浅草寺によると、鬼の持つ松明の炎は、災いを浄化するとのことです。そのため、この松明から落ちた炭を縁起物として持ち帰る人もいるそうです。

開催日

浅草寺の亡者送り(東京・台東区)
浅草寺の亡者送り(東京・台東区)

2023 年の亡者送りの開催日

  • 2023 年 1 月 18 日(水)午後 5 時

参考:2024 年の亡者送りの開催日

  • 2024 年 1 月 18 日(木)午後 5 時

所感

浅草寺の亡者送り(東京・台東区)
浅草寺の亡者送り(東京・台東区)

亡者送りの儀式が始まったのは、日没後の午後 5 時ごろです。通常、浅草寺は日没から境内のライトアップをしていますが、この日はそれを行っていませんでした。そのため、浅草寺の境内は暗く、とても印象的でした。

亡者送りの祈祷が終わったのは、午後 5 時 45 分ごろです。その祭、浅草寺の本堂の照明も消され、あとは 2 人の鬼が出てくるのを待つだけです。この頃になると、本堂の前には人だかりができていました。

浅草寺の亡者送り(東京・台東区)
浅草寺の亡者送り(東京・台東区)

私が浅草寺の亡者送りを見学したのは、今回が初めてでした。2 人の鬼が境内を周る様子は、とても荘厳でしたね。何で今までこの行事を見学に来なかったのかと後悔しました。

今回は手水舎(ちょうずや)の前で鬼を見学をしました。しかし、写真撮影を考えた場合、手水舎と香炉の間あたりがベターな気がします。この場所では、2 人の鬼が本堂から出てくるところや香炉の周りを回るところを撮影することができます。

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参考

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