イベント:浅草寺の「歳の市」で新年の準備をする 2021

浅草寺の歳の市(東京・台東区) イベント
浅草寺の歳の市(東京・台東区)

当ブログの イベント カテゴリ では、東京下町の期間限定のイベントを紹介します。今回取り上げるのは、浅草の季節の風物詩である 浅草寺(せんそうじ)の 歳の市(としのいち)です。

先日、東京台東区の浅草寺で「歳の市(としのいち)」が開かれました。浅草寺の「歳の市」は、毎年 12 月 17 日、18 日、そして 19 日の 3 日間に開かれます。この催しは年の瀬を告げる、季節の風物詩でもあります。

「歳の市」では、正月用品や縁起物を売る露天が数多く立ち並びます。また、浅草寺の「歳の市」の場合、羽子板を売る露店が多いため、「羽子板市」とも呼ばれます。

この記事では、浅草寺の「歳の市」についてご紹介します。なお、浅草寺についてくわしく知りたい場合は、次の記事をお読みください。

「歳の市」について

「歳の市」を知るためには、仏教の「三十日秘仏」について理解する必要があります。

仏教には「三十日秘仏」という考えがあります。これは、1 か月を 30 日と考え、それぞれの日に異なる仏さまを割り当てたものです。例えば、1 日の仏さまは「定光仏(じょうこうぶつ)」、2 日の仏さまは「燈明仏(とうみょうぶつ)」といった具合です。

浅草寺の本尊は「聖観世音菩薩(しょう かんぜおん ぼさつ)」です。「三十日秘仏」では、観世音菩薩は 18 日の仏さまです。そのため、毎月 18 日に浅草寺をお参りすることで、観世音菩薩と深い縁を結ぶことができるといわれています。

毎年 12 月 18 日は、その年の最後の観世音菩薩の日です。浅草寺は、この日を特別に「納めの観音」と呼んでいます。浅草寺によると、昔からこの「納めの観音」は特に参拝者が多いとのことです。

「納めの観音」の人出を見越して、浅草寺の境内に正月用品や縁起物を売る露店が集まるようになりました。それが「酉の市」の始まりです。江戸時代の万治 2 年(1659 年)ごろのことです。

「歳の市」は他の神社や寺院でも催されています。しかし、浅草寺の「歳の市」が一番古いといわれています。また、浅草寺の「歳の市」は江戸で最大の規模を誇りました。浅草橋から上野に至るまで店が並んでいたとのことです。

「歳の市」で羽子板が売られる理由

浅草寺の「歳の市」は羽子板を売る露店が多いため、「羽子板市」とも呼ばれます。ちなみに、浅草寺の「歳の市」で羽子板が売られるようになったのは、江戸時代の末期です。

もともと、羽子板は縁起物とされていました。したがって、羽子板が「歳の市」で売られるようになったのも不思議ではありません。

羽子板は、羽根つきで使う道具です。羽根つきは、羽子板で羽根(ムクロジという植物の種子に鳥の羽根をつけたもの)をつく遊びです。

羽根つきは日本の正月に行われてきた遊びのひとつです。羽根つきはには、その年の厄をはねつけ、子供の健康と成長を願う意味があります。

羽根つきや羽子板が縁起物とされる主な理由は、次のとおりです。

  • 羽根つきの羽根は虫を食べるトンボに似ている。だから、悪い虫(病気など)を食べてくれるに違いない。
  • ムクロジを漢字で書くと「無患子」となる。だから、これは「子どもに患い(病気)がない」という意味に通じる。
  • ムクロジの種子は豆に似ている。だから、「豆に暮らすことができる」と縁起をかついだ。

参考(外部サイト)

納めの観音ご縁日・羽子板市|聖観音宗 あさくさかんのん 浅草寺 公式サイト
金龍山浅草寺のオフィシャルホームページ

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